【ポトレ講座】入門(2)「被写界深度」樋口楓衣
初心者からのポートレート講座
★
今回のテーマは、
被写界深度とポージング指示です。
今回もヒカルスタジオにてモデルさんにお手伝い頂き開催しました講座のまとめです。
被写界深度とは、簡単に言うとピントが合う奥行きです。
ピントをあわせた位置からどの程度、ピントが合うかになります。
主に、明るいレンズで絞り値を開放にしたときに背景がボケますが、
このボケは、被写界深度が浅い為に起こります。
と書いてて、文章で説明するのがひじょーに難しい気がしてきたので、とりあえず簡単にまとめると。
被写界深度は、
レンズのF値(明るさ)
と
被写体との距離で決まります。
レンズが明るい、または被写体に近いとより背景がボケると覚えておいてください。
講習では、一人ずつ被写界深度とポージングについての実習撮影をして頂きましたので、講義のレポートをして行きたいと思います。
★★
今回参加していただいた方は8名です。
20分ほど座学をしてから撮影実習を行いました。
実習は、まず「被写界深度」を知ってもらうため、近景、中景、遠景と一人3カットずつ撮影して頂きました。
F値は固定です。
1.近景
首から下がボケてしまってせっかくの水着なのに活かしきれてません!
2.中景
足元がボケていますが全体的にふわっとした仕上がり。
3.遠景
全体にほぼピントが来ている。水着のときはぜっかっくなので全身にピントを合わせたい!
※全身にピントを合わせたいときは、F値を絞って撮ると離れなくてもピントが全身に合います。(折角なので近くで撮りましょう)
★★★
ポージング指示
次に、ポージング指示をテーマに撮影を行いました。
基本的に指示の仕方は、
・言葉で伝えるか
・ジェスチャー(自分でやってみる)
今回は合えて、モデルさんにはニュアンスでポーズを決めずに指示通りにお願いしますと伝えてから撮影に望みました。
伝えるという事は、
1.前もって自分の中でポーズイメージがある。
2.そのイメージを伝える表現、言葉を用意する
言葉で伝える場合は、前後のイメージや比喩などを使ってわかりやすく説明する事が大事だと思います。
実習は、
1.しゃべり禁止でジェスチャーのみで3カット撮影
2.ジェスチャー禁止で言葉のみで3カット撮影
3.ジェスチャーと言葉を両方使ってわかりやすく3カット
の順に撮影していただきました。
例)ヒーロー的なポーズをお願いしました。
※水着の意味が無いのであまり良いポーズとはいえませんね。
以上
今回もオレンジフォトさんにて行われたポートレート講座「初蜜柑」の第二回の講義についてまとめました。
モデル:樋口楓衣
ありがとうございます。
★★★★
<補足>
今回は説明しませんでしたが、「動作」もポージング指示の一つです。
スタジオだと難しいかもしれませんが屋外撮影などで動きのあるポージング指示も良いと思います(無理の無い程度に!)
例)髪を直すしぐさ。
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