【ポトレ講座】入門(1)「露出補正」葵みちる

初心者からのポートレート講座

前回露出補正についての講義をしましたが、その補講になります。
参加できなかった人が居たのでまた同じ内容で開催いたしました。

まず、露出とは?から。

簡単に言うと「カメラが受ける光の量」です。

カメラの露出は、以下の3つの組み合わせによって決まります。

  • F値(絞り値)・・・光を受ける量
  • シャッタースピード・・・光を受ける時間
  • ISO感度・・・光を受ける受け皿の大きさ



また、撮影条件によって下記の状況が発生いたします。

○露出(光)が多い場合(露出オーバー)
全体的に明るい写真になります。

ポートレートにおいては、被写体に注目しますので、
被写体が、明るすぎる場合は露出オーバーです。

○露出(光)が少ない場合(露出アンダー)
全体的に暗い写真になります。

今回は、ライティングを横からあてましたので、
モデルさんの顔半分が暗くなっていると思います。
その場合、顔の暗い方に露出をあわせるのか、明るい方に露出をあわせるのかでも変わってきます。どちらに合わせるかは好みです。

※サイド光は、影が強く出るので主に男性などを力強い印象で撮影する場合に使います。

実習では、カメラを露出優先モードにして頂き、適正補正、+補正、-補正の3カットづつを撮影して頂きました。

○プラス補正

○補正なし

○マイナス補正

これを元に適正補露出探します。

○実際はサイド項ではなくフラットな光で撮影しましょう。

次にカメラの露出計が狂う条件。

スポット測光などの機能を使い、ピントをあわす位置だけの露出設定にしていれば問題ないですが。
全体の評価測光などを使ってる場合は、画面の全体的な明るさによって露出を決めるので、背景などによって影響を受けます。

1.背景が暗い場合や衣装が黒い場合は、被写体が明るくなってしまいます。


マイナス補正を行う。

2.背景が明るい場合や衣装が白い場合は、被写体が暗くなってしまいます。


プラス補正を行う。



最後に
カーテン越しの柔らかい光にて撮影



以上

このレポートは、オレンジフォトのポートレート撮影講座「初蜜柑」のまとめになります。
モデル:葵みちる

オレンジフォトのポートレート撮影講座

詳細はオレンジフォトホームページをご覧ください。

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